【フィリピン】ニューコーストホテル、ジャンケット事業開始。IR転換へ

Manila’s New Coast Hotel

マニラの「ニューコーストホテル・マニラ」を運営するInternational Entertainment Corp (IEC)は、施設内カジノでジャンケット事業を開始した。現在進行中の大規模改修の一環で、近く1階カジノフロアをリニューアルオープンする予定だ。

これは同社が本格的な統合型リゾート(IR)への転換を目指す取り組みの一環である。IECは昨年、フィリピン娯楽賭博公社(PAGCOR)からカジノの運営権を引き継ぎ、最大12億米ドルを投じるIR開発計画を条件に暫定ライセンスを取得している。

同社のホー・ウォン・メン会長によると、改修工事は順調に進んでおり、来期には新しい1階カジノがグランドオープンする見込みだ。これによりゲーミング収容能力が大幅に向上するという。また、今年からジャンケット事業者への施設貸出を開始し、収益源の多様化を図っている。

2025年度の純損失は2億8210万香港ドルに拡大したが、これは改修に伴う資産の一時償却や人件費の増加が主な要因だ。ホー会長は「短期的な影響はあるが、将来の成長に不可欠な投資だ」と述べ、改修完了後の本格稼働による業績回復に自信を示した。

[SOURCE]
Text and Image: IAG [Manila’s New Coast Hotel launches junket operations, prepares for opening of revamped casino]