【アメリカ】ネバダ州規制当局、予測市場関連のイベント契約を取り締まり強化

Nevada

ネバダ州ゲーミング管理委員会(NGCB)は、予測市場における「イベント契約」を賭博活動とみなし、その管轄下にあるとの見解を示し、規制を強化する方針を打ち出した。NGCBは、スポーツイベントの結果や部分的な結果に基づく契約、さらにはワールドシリーズオブポーカー、アカデミー賞、eスポーツ大会、政治選挙などの特定のイベントに関する契約も、その管轄範囲に含まれると明言している。

NGCBは、認可を受けたスポーツブックに対し、全ての管轄区域で適用される法令を遵守し、適合性を維持する義務があることを通達。予測市場関連のイベント契約を提供する運営者に対しては、ライセンスの適合性審査を厳格に行うとしている。連邦機関である商品先物取引委員会(CFTC)が規制する取引所に上場されているか否かに関わらず、この方針が適用される。

オハイオ州、ミシガン州、アリゾナ州の規制当局も同様の警告を発しており、州レベルでの規制の必要性を主張している。これに対し、予測市場プロバイダー側は反発しており、例えばKalshi社はオハイオ州カジノ管理委員会を提訴するなど、法廷闘争に発展するケースも見られる。NGCBのメンバーであるジョージ・アサド氏は、「デリバティブ契約であろうと何であろうと、それはスポーツ賭博に過ぎない」と述べ、違反者には懲戒処分が科される可能性を示唆した。

[SOURCE]
Text and Image: Text: Gambling News [Nevada Regulator Cracks Down on Event Contracts Related to Prediction Markets] Image: Shutterstock.com