フィリピンの統合型リゾート(IR)であるオカダ・マニラの運営事業者は、2025年第3四半期のゲーミング総収益(GGR)が前年同期比15.2%減の69.8億フィリピンペソ(約1億2000万米ドル)であったと発表した。この減少は、特にVIPテーブルゲーム部門の不振が大きく影響している。
部門別に見ると、VIPテーブルゲームの収益は前年同期比40.8%減の14.6億ペソと大幅に落ち込んだ。ゲーミングマシン収益も9.2%減の30億ペソとなった。一方で、マステーブルゲーム収益は2.3%増の25.1億ペソとわずかながら成長を見せた。
VIP部門の低迷は、フィリピンのエンターテインメント・シティ全体の課題となっている。特に、今年1月1日からのPOGO(オフショア・ゲーミング事業者)の禁止措置が、高額消費を行う中国人顧客の減少に繋がったと指摘されている。
同四半期の非ゲーミング収益は7.4%減の8.64億ペソであったが、調整後EBITDAは11.1億ペソと微増を記録した。なお、2025年の年初来9ヶ月間の累計GGRも前年同期比15.3%減となっている。
[SOURCE]
Text and Image: IAG [ VIP slide sees Okada Manila gaming revenues fall to US$120 million in 1Q25, slight gain in mass]

