【アメリカ】MGM、ニューヨークのカジノレースから電撃撤退、残るは3社

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MGMリゾーツ・インターナショナルは、ニューヨーク州南部(ダウンステート)におけるカジノライセンスの申請を突如取り下げたことを発表した。同社は既存施設「エンパイア・シティ」の拡張に23億ドルを投じる計画で、有力候補と目されていたが、今回の決定で計画は白紙となる。

撤退の理由として、MGMは「小規模な地理的エリアに4つの提案が集中する」という新たな競争環境を挙げ、当初見込んでいた投資収益率の確保が困難になったと説明。また、ライセンス期間が想定していた30年から15年に短縮されたことも、資本管理の方針と合致しないとした。

ニューヨークのカジノライセンスを巡っては、ラスベガス・サンズ、ウィン・リゾーツも既に撤退しており、MGMはそれに続く3社目の大手事業者となる。

この結果、残る申請者はバリーズ、リゾーツ・ワールドNYC、メトロポリタン・パーク(ハードロック)の3社となり、3枠のライセンスを争う構図となった。商業ライセンス取得を前提としていたエンパイア・シティの将来は、不透明な状況に置かれている。

[SOURCE]
Text and Image: iGB [MGM surprises with New York casino race exit, leaving three finalists]