【アメリカ】トランプ氏、ミリアム・アデルソン氏のイスラエルへの忠誠心に言及

President Trump

ドナルド・トランプ前米大統領が、長年の支持者であり、ラスベガス・サンズ(LVS)の筆頭株主であるミリアム・アデルソン氏について、米国よりもイスラエルを優先している可能性を示唆し、物議を醸している。

トランプ氏は演説で、故シェルドン・アデルソン氏とミリアム夫人が米大使館のエルサレム移転を強く要請したことに触れ、彼らの影響力を称賛した。その際、ミリアム氏に対し「米国とイスラエルのどちらをより愛しているか」と尋ねたことがあると明かし、彼女が返答しなかったことから「イスラエルの方かもしれない」と冗談めかして語った。

この発言を受け、全米最大のイスラム系公民権団体「米イスラム関係評議会(CAIR)」は即座に反応。「アデルソン氏が米国政府に及ぼす影響力のレベルと、彼女が米国の利益より外国政府の利益を優先する可能性をトランプ氏が正直に示した」として、懸念を表明した。CAIRは、すべての米国の政治指導者に対し、アデルソン氏からの支援を拒否するよう強く求めている。

[SOURCE]
Text: Gambling Insider [Trump Suggests Miriam Adelson Favors Israel over the US, Sparking Concerns Among Critics] Image: Shutterstock.com