ギリシャ政府が、若年層保護を目的とした新たな規制を発表した。16歳未満によるソーシャルメディア(SNS)の利用を全面的に禁止する。さらに、ギャンブルやアルコール、タバコなどに関連するコンテンツについては、禁止対象を18歳未満にまで拡大する。
この規制は「キッズウォレット」と呼ばれるアプリを通じて実施される。保護者が子供のデバイスに年齢設定を行うと、アプリが自動的にアクセスをフィルタリング・制御する仕組みだ。
この措置により、ギリシャは同様の規制を導入するEU初の国となる。これは、EU委員会が主導する年齢確認システムの統合テストの一環であり、フランスやスペインなども参加している。
ミツォタキス首相は、SNSの無秩序な利用を「子供たちの精神に対する史上最大の無制御な実験」と表現し、その悪影響への強い懸念を示した。この動きは、デジタル空間における未成年者保護の新たな基準となる可能性がある。
Text and Image Source: Gambling News [Greece to ban social media for under-16s – and under-18s for gambling]