ニューヨーク州ゲーミング委員会が発表したデータによると、8月のモバイルスポーツベッティングの賭け金総額(ハンドル)が20億4000万ドルに達した。これは前年同月比で41.9%、前月比では45.9%の大幅な増加である。
総ゲーミング収益(GGR)も1億7820万ドル(前年同月比42.6%増)を記録し、市場の堅調な成長が続いている。事業者別では、FanDuelが収益6690万ドルで首位を維持し、次いでDraftKingsが6230万ドルで追う展開となった。
市場拡大の一方で、責任あるギャンブルへの取り組みも進んでいる。ニューヨーク市のカジノライセンス候補地の一つである「フリーダムプラザ」の開発を手がけるソロヴィエフ・グループとモヒガンは、ニューヨーク問題ギャンブル評議会と覚書(MOU)を締結。施設内に問題ギャンブルリソースセンター(PGRC)を設置する計画を公表した。
これは、オンタリオ州の事例をモデルにしたもので、専門家による教育リソースの提供などを通じて、ギャンブル依存症対策を強化する狙いがある。
Text and Image Source: FOCUS GAMING NEWS [New york mobile sports betting handle increases in August]