香港の立法会(議会)は、バスケットボール賭博を合法化する「2025年賭博税(改正)法案」を賛成77、棄権2、反対2で可決した。
新制度は2003年に合法化されたサッカー賭博の規制体制をモデルとしており、賭博税は純賭け金収入の50%に設定される。ライセンスは、事業者間の競争激化による需要喚起を避けるため、香港ジョッキークラブ(HKJC)に独占的に付与される見通しだ。
政府はこの合法化により、横行する違法賭博への需要を吸収し、市民が非合法な事業者に流れるのを防ぐことを目的としている。HKJCの推計によると、違法バスケットボール賭博の市場規模は年間最大900億香港ドル(約1.7兆円)に上り、約43万人が関与しているとされる。
また、若者への悪影響を最小限に抑えるためのライセンス条件も課される予定だ。
Text and Image Source: GGRASIA [Hong Kong lawmakers nod bill legalising basketball betting]