大阪府は、夢洲で計画されている統合型リゾート(IR)の区域整備計画変更案を公表し、総事業費が当初の1兆2700億円から1兆5100億円(約102.4億米ドル)に大幅に増額されることを明らかにした。
この増額の主な要因は、近年の建設資材価格や人件費の世界的な高騰であり、建設関連費用が約7220億円から約1兆400億円へと3000億円以上増加したことが直接影響している。
この事業費の変更に対応するため、中核事業者である米MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスは、それぞれ追加出資を決定。両社の出資額は従来の3060億円から4280億円へと引き上げられ、出資比率もそれぞれ41%から44%へと上昇した。
計画では、カジノ施設の面積が2万3293平方メートルに微増するほか、1829室のホテル客室と10棟のヴィラが整備される予定だ。
MGM大阪は日本初のカジノIRとして、今年4月に起工式を終えており、2030年夏の竣工、同年秋頃の開業を目指している。
Text and Image source: GGRASIA [MGM Osaka price tag now at US$10bln, as construction costs go up]