マカオの統合型リゾート(IR)運営大手、ギャラクシー・エンターテインメント・グループ(GEG)が、シンガポールに新オフィスを開設したことを発表した。同オフィスはシンガポールの中心業務地区に位置し、現地のビジネスコミュニティとの連携強化や、東南アジア地域へのマカオの観光魅力発信の拠点となる。
この動きは、マカオ政府が2022年のコンセッション(ゲーミング経営権)再入札時にIR事業者へ課した、外国人観光客誘致の要件に沿ったものだ。マカオのゲーミング法では、中国本土、香港、台湾以外からの外国人客による収益に対して、ゲーミング税が最大5%減税される可能性がある。
GEGは新オフィスを通じて、シンガポールや周辺地域の旅行者向けに、MICE(国際会議・展示会)関連の問い合わせ対応や、個々のニーズに合わせた旅行体験の提供を目指す。なお、マカオのIR事業者では、2023年にメルコリゾーツもシンガポールに営業所を開設している。
Text and Image source: IAG [Macau’s Galaxy Entertainment Group opens new office in Singapore]