【ドイツ】自己排除制度、登録者数が35万人に迫る

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ドイツのギャンブル自己排除プログラム「OASIS」の登録者数が35万人に迫り、新たな節目を迎えている。2021年に導入された同制度は、ギャンブル依存症対策の一環として、プレイヤーが認可事業者から自己を隔離することを可能にするものだ。ドイツ国内でライセンスを持つ全事業者は、このシステムへの接続が義務付けられている。

最新のデータによると、登録者数は336,980人に達した。除外期間は1年間が最も多く、10年以上の長期除外者も2万人を超えている。24時間という短期の除外オプションも提供されており、利用促進の一因と見られる。

しかし、この制度の普及は新たな課題も生み出している。除外されたプレイヤーをターゲットに、ライセンスを持たないオフショア事業者がアプローチするケースが増加しているのだ。ある調査では、EUのギャンブル市場全体の71%がオフショアサイトに占められているとの報告もあり、規制市場における深刻な問題となっている。

Text and Image Source: GAMBLING NEWS [Germany Self-Exclusion Numbers Are on the Rise, Nearly 350K Registered]