【インド】インド議会、リアルマネーのオンラインギャンブルを全面禁止

Indian Sportbetting Ban

インド議会は、リアルマネーを賭ける全てのオンラインゲームを包括的に禁止する法案を可決した。ファンタジースポーツやポーカー、ラミーといった、従来スキルゲームと見なされてきた分野も禁止の対象となる。


この法案は下院を通過後、上院でも可決された。大統領の署名を経て、近日中に正式に成立する見通しだ。新法の下では、リアルマネーのオンラインゲームを提供した事業者に対し、最大3年の懲役刑と罰金が科されることになる。


この突然の法案可決は、近年ベンチャーキャピタルからの投資や人気クリケット選手を起用したプロモーションで急成長を遂げていた業界に大きな衝撃を与えている。

ロイター通信によれば、ファンタジーゲーム市場だけでも2029年までに36億米ドル規模に達すると予測されていた。


政府は「社会悪に対して断固たる措置を講じるのは政府と議会の義務だ」との立場を表明。一方、業界関係者は事前の協議が不十分であったことや雇用への深刻な影響を理由に、最高裁判所で法案の有効性を争う可能性を示唆している。

Text and Image Source: IAG [Indian parliament bans all real-money online gambling]