【アメリカ】ロビンフッド、ネバダ州とニュージャージー州を提訴

Robinhood-lawsuit

予測市場を運営する米ロビンフッドが、ネバダ州とニュージャージー州を個別に提訴したことが明らかになった。同社は、両州の規制当局がスポーツ関連のイベント契約(予測市場)の提供を不当に妨げていると主張している。

この訴訟は、同社のサービスが州のギャンブル法ではなく、連邦政府の商品先物取引委員会(CFTC)の管轄下にある金融商品であるとの立場を明確にするためのものである。ロビンフッドは、州ごとの個別規制はCFTCが持つ排他的な管轄権を侵害し、連邦議会が意図した統一的な規制を損なうと訴えている。

同様の予測市場運営者であるカルチャーは、今年初めに両州で同様の訴訟を起こし、州規制当局に対する仮差し止め命令を勝ち取っている。ロビンフッドのイベント契約も、このカルチャーのプラットフォームを介して取引されている。

米国における予測市場の法的地位は、依然としてCFTCによる連邦法下での合法性の明確化が待たれる状況にあり、今回の訴訟の行方が注目される。

Text and Image Source: GAMBLING INSIDER [Robinhood sues the states of Nevada and New Jersey]