【eスポーツ】2025年のeスポーツ業界を主要ステークホルダーが総括

Audio News👇

2025年のeスポーツ業界は、高い視聴者数を維持しながら資金難や企業破綻を経て、成長速度よりも持続可能性と収益性を重視する段階に入った年と各ステークホルダーが総括する。


RazerやG2 Esports、ESL FACEIT Group1などは、スポンサーROIの重視やクリエイター主導コンテンツの台頭、オープン/ハイブリッドエコシステムの拡大を通じてビジネスとしての成熟が進んだと指摘する。


一方で、欧州の景気減速やFreaks 4U Gamingの破綻などに象徴されるように、Tier2・Tier3シーンや地域リーグへの投資不足、北米市場の伸び悩み、Call of Duty競技2シーンの不透明感など課題も浮き彫りになった。


象徴的なハイライトとしては、Faker3によるLoL世界選手権6度目制覇と三連覇、StarLadder Budapest Majorの復活、Esports World Cupのフルサイクル実施、Honor of Kings4が北京・鳥の巣スタジアムで6万2千人を動員しギネス記録を更新したことなどが挙げられる。


また、アジアやモバイルタイトルの存在感が一段と増し、シンガポールや香港、中国本土などでプレミアムeスポーツイベントへの需要が急速に高まっているとの声も示されている。


 source:https://esportsinsider.com/2025/12/esports-industry-stakeholder-2025-review-interviewesportsinsider

    1. Razerはシンガポール創業のゲーミングデバイスメーカーで、マウスやキーボードなどのハードウェアとeスポーツ大会・プロチームとの提携でブランドを築いている。G2 Esportsはドイツ拠点のeスポーツクラブで、LoLやCS2など複数タイトルで活動し、欧州有数の人気・商業力を持つチーム組織となっている。ESL FACEIT Groupは、CS2など世界有数の大会ブランドを運営するグローバルeスポーツトーナメント主催企業で、大規模アリーナイベントやオンラインリーグを手掛けている。 ↩︎
    2. Call of Duty競技は、FPSゲーム「Call of Duty」シリーズを用いたeスポーツシーンのことを指す。プロチームや選手が公式リーグやトーナメントで対戦し、賞金やタイトルを競う競技型の大会群全体を意味する。 ↩︎
    3. Fakerとは、韓国のプロeスポーツ選手で、本名はイ・サンヒョク。League of LegendsのミッドレーナーとしてT1に所属し、世界選手権を最多優勝した「LoL史上最高のスター選手」とされる存在を指す。 ↩︎
    4. Honor of Kingsは、中国のテンセント系スタジオが開発・運営するスマートフォン向けMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)ゲームのこと。中国を中心に極めて大きなプレイヤー人口と観客動員力を持ち、KPLなどのプロリーグや大型オフライン大会が開催される代表的なモバイルeスポーツタイトルとなっている。 ↩︎