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米ウィン・リゾーツは5日、投資家向け説明会を開催し、アラブ首長国連邦(UAE)で開発中の統合型リゾート(IR)「ウィン・アル・マルジャン・アイランド1」の収益見通しを明らかにした。総工費51億ドル(約7600億円)規模の同プロジェクト2において、施設総収益の最大約89%がゲーミング(カジノ)部門からもたらされると予測している。
発表された試算によると、年間のゲーミング総収益(GGR)は10億ドルから16億6000万ドルに達する見込みであり、これが純収益全体(13億8000万ドル〜18億8000万ドル)の大半を占める計算となる。調整後EBITDAは管理手数料控除後で最大5億7000万ドル、自己資本利益率(ROE)は最大34.3%を見込むなど、高い収益性が強調された。
同社は、顧客の平均滞在日数を1.2日、年間訪問頻度を約3回と想定しており、これはラスベガスよりもマカオ市場に近いビジネスモデルである。2027年初頭の開業に向け建設は順調で、客室数は1,530室、カジノにはテーブル275台とスロット2,000台以上が設置される予定だ。さらに、ドバイから同施設を約15分で結ぶ「空飛ぶタクシー」の運航計画も併せて発表され、インフラ整備によるアクセス向上も期待されている。
Source: Inside Asian Gaming

