【フィリピン】違法オンラインギャンブル宣伝に規制強化

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フィリピンのサイバー犯罪捜査調整センター(CICC)は、違法なオンラインギャンブルサイトを宣伝するインフルエンサーや関連団体への取り締まりを強化している。

CICCはデジタル運動団体「Digital Pinoys」1と協力し、違法サイトを宣伝・助長しているとされるインフルエンサー等のリストをフィリピン国家警察のサイバー犯罪対策グループ(PNP-ACG)に提供し、正式な調査と訴追準備を進める。

違法業者だけでなく、「知っていて宣伝や促進をした個人や団体」も責任追及の対象2とし、証拠収集の上、起訴が十分可能と判断された案件については速やかに行動する。具体的には、発見次第サイトの削除要請や説明要求、事案の通告を行っている。

違法サイトの宣伝が大幅に減少する成果を挙げており、今後も不正プロモーターの監視を継続する方針だ。ライセンス取得済み事業者のみが合法な宣伝が可能となる点も強調している。

source: IAG


  1. Digital Pinoys(デジタル・ピノイズ)は、フィリピンのデジタル社会に関するアドボカシー活動を行うネットワーク型団体で、主に通信・デジタルインフラ・デジタル権利などの分野で活動している。 ↩︎
  2. 日本でも2025年の6月にオンラインカジノを含む違法オンラインギャンブル等を行う場を提供するウェブサイト又はプログラム(アプリ)を提示する行為や、違法オンラインギャンブル等に誘導する情報を発信する行為を禁止する法律「改正ギャンブル等依存症対策基本法」が成立・公布されている。(参考:政府広報オンライン↩︎