【ハンガリー】Counter-Strike 2025年メジャー大会、グランドファイナルにBO5形式を初導入

2025年に開催される「StarLadder Budapest Major」において、Counter-Strikeのメジャー大会史上初めて、グランドファイナルがベスト・オブ・ファイブ(BO5)形式で実施されることが明らかになった1


これまでメジャー大会の決勝戦はベスト・オブ・スリー(BO3)形式で行われてきたが、コミュニティからの長年の要望を受け、Valve2がESL3やBLAST4などの主要トップトーナメントと同様の形式を採用する決断を下した。


プレイオフは2025年12月11日から14日にかけて、ハンガリーの首都ブダペストにある多目的アリーナのMVM Dome(収容人数約2万人規模)で開催される。会場には360度ステージレイアウトが導入される見込みだ。


今回の変更について、コミュニティからは「ついに実現した」「大きな前進だ」と歓迎の声が多く寄せられている。一方で、グループステージが引き続きベスト・オブ・ワン(BO1)形式に留まることから、さらなるフォーマット改善を求める意見も上がっている。


Valveは今回の変更により、今後開催されるすべてのメジャー大会においてBO5形式の決勝戦を標準仕様とする方針を示している。

source: eSports Insider *Image credit: StarLadder


  1. 世界的に人気のあるeスポーツタイトル「Counter-Strike 2(カウンターストライク2)」の国際大会。この大会はハンガリーのブダペストで2025年に開催される予定で、世界各国からトッププロチームが王者を争う。グランドファイナル(決勝戦)はベスト・オブ・ファイブ(最大5試合で3勝した方が勝利)という形式で行われ、今までより長く・多様な戦術や緊張感が味わえる新しい試みが導入されることとなった。 ↩︎
  2. アメリカの著名ゲーム会社。『Counter-Strike(カウンターストライク)』や『Half-Life』、『Dota 2』など世界的人気ゲームソフトの開発・運営で知られている。特に“Counter-Strike”シリーズはeスポーツシーンの中心的存在で、VALVEが公式大会(メジャー)の運営方針やルールを最終決定している。 ↩︎
  3. ドイツ発祥の世界最大級eスポーツ運営会社。CS2(旧CS:GO)やDota 2など多ジャンルの国際トーナメント「ESL Pro League」や「IEM(Intel Extreme Masters)」を運営。プロチームのみならず幅広い層が参加可能な大会も手がけ、eスポーツの普及に重要な役割を果たしている。 ↩︎
  4. デンマークを拠点とするeスポーツ運営会社。CS2の「BLAST Premier」シリーズなど、独自の高額賞金&演出に力を入れた大会で人気。演出や配信レベルが非常に高く、世界的な注目を集めるトーナメントブランドのひとつ。 ↩︎