カンボジア当局は、スヴァイリエン州に位置するシルバースターカジノが大規模なサイバー犯罪の拠点となっていたとして、同カジノの運営ライセンスを停止した。
これは2025年11月1日、サイバー犯罪対策委員会(CCCC)やカンボジア商業賭博委員会(CCGC)などが主導した合同捜査によるものだ。この家宅捜索で、スリランカ、パキスタン、フィリピンなど多国籍にわたる外国人23人が逮捕された。
当局は、犯行に使用されたとみられるコールセンター用の電話24台や携帯端末20台を押収。この犯罪ネットワークは、国際的な標的に対して組織的なオンライン詐欺を行っていたとみられる。
逮捕されたうち、中国、台湾、マレーシア出身とされる主犯格3人はカンボジアの法律に基づき訴追手続きが進められ、残る20人は移民総局に引き渡され、国外退去処分となる。
カンボジア政府は、国内のゲーミング施設を利用したサイバー犯罪に対しては最も厳しい法的措置を取るとし、国際機関と連携して犯罪組織の撲滅に努める姿勢を改めて強調した。
【Source】 Gambling Insider

