【アメリカ】ポリマーケットが社内トレーダー採用でスポーツブック化疑惑

Polymarket logo via Wikimedia Commons

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予測市場プラットフォームのポリマーケットが、ユーザーの反対側ポジションを取る社内マーケットメイクチームのトレーダーを募集していると報じられた。

これは実質的にスポーツブックのように「胴元」として機能する可能性があり、創業者シェイン・コプラン氏が従来のブックメーカーを「スキャム」1と強く批判してきた姿勢との整合性が問われている。

同社は2022年に米商品先物取引委員会(CFTC)から罰金処分と米国内業務停止命令を受けたが、その後米市場への再参入を進めており、人気番組出演を機にスポーツカテゴリでアプリランキング首位を記録するなど存在感を高めている。

一方、競合の予測市場Kalshi(カルシ)は、実質的にハウスを相手取る賭博と同様だとする訴訟をニューヨークで提起され、全米で18件の法廷闘争に直面している。

カルシはあくまでピア・ツー・ピア型取引所2であり、複数のマーケットメイカーが公開競争する構造だと反論している。

ポリマーケットが社内トレーディング部門を本格稼働させれば、無許可のスポーツベッティング提供とみなされるリスクが高まり、今後米各州当局との法的紛争に発展する可能性も指摘される。

source: casino beats


    1. 一般的には、「人をだまして金を得るための不正な仕組み・計画」という意味で、詐欺やだましの一種を指すが、相手のビジネスモデルを「scam」と呼ぶのは非常に強いレッテル貼りになるため、日本語に訳す際は文脈を踏まえ「詐欺まがい」「極めて不公正な仕組み」など、トーンを調整して表現することが多い。 ↩︎
    2. P2P取引とは、ユーザー同士が直接賭けを行い、プラットフォームはマッチングと清算だけを担当し、通常は手数料(コミッション)のみを取る取引形式。したがってこの形式では、オッズや条件は市場参加者が提示・受諾して決まり、「誰かが勝てば別のユーザーが負ける」ゼロサムであり、運営側は基本的に勝ち負けのリスクを取らないと考えられる。 ↩︎