【韓国】日本カジノ産業の台頭を自国カジノ業界強化の機会に

韓国カジノ業界では、日本の統合型リゾート(IR)「MGM大阪」開業を単なる競争ではなく、自国産業強化の好機と捉えている。

韓国唯一の自国民入場可能カジノ「Kangwon Land(カンウォンランド)」1は、主顧客が50歳以上である点や立地の違いから大きな流出懸念はないと専門家が分析。一方、MGM大阪の国際的なブランド力や多様なエンタメ提供は注目されている。

韓国業界では、外部競争を受けて「K-HIT 1.0プロジェクト」2による施設拡充や外国人誘致策を加速。また、制度改革や観光インフラ整備も議論され、日本カジノ解禁が韓国業界の発展と東アジア全体の市場拡大に繋がる可能性が示唆されている。


source: GGRAsia


  1. カンウォンランドの課題として、大阪MGMなどアジアの競合リゾート台頭による顧客流出防止、外国人誘客・非ゲーミング収益の拡大、施設・サービス競争力の強化、そして持続的な規制緩和や依存対策のバランス維持等が求められている。 ↩︎
  2. 「K-HIT 1.0プロジェクト」は、カンウォンランドが実施する大型リニューアル計画。単なるカジノ業態から、ウェルネス・スポーツ・レジャー等を融合した国際的な統合型リゾートへ転換し、非ゲーム収益比率の向上や外国人観光客の誘致を目指す段階的な競争力強化戦略である。 ↩︎