世界最大級のゲーミング業界見本市「G2E(Global Gaming Expo)」が、米ラスベガスで開催される。25周年を迎える今年は、複数の不確実要素が業界に影を落とす中での開催となる。
最大の焦点は、規制の是非が問われる「予測市場」の台頭だ。昨年注目されたスイープステークス・カジノ(以下参照)が各州の規制強化で勢いを失う中、それに代わる中心的な議題になると見られている。
また、地元ラスベガスでは観光客数の減少とゲーミング収益の増加という相反するデータが示され、経済の持続可能性が問われている。マネーロンダリング対策(AML)の強化も重要な議題だ。
さらに、米連邦政府の機関閉鎖が旅行業界に与える経済的影響も懸念材料となっている。主催する米国ゲーミング協会(AGA)は、G2Eをこれらの業界が直面する重要課題を議論する場と位置付けており、関係者から大きな注目を集めている。
Text and Image Source: iGB [G2E Las Vegas on tap amid uncertainty on prediction markets, government shutdown]
スイープステークスカジノとソーシャルカジノは、実際のオンラインカジノによく似た2種類のオンラインゲームプラットフォーム。しかし、両者には明確に区別できる特徴がある。基本的な違いは、スイープステークスカジノでは、プレイヤーは「スイープコイン(Sweep Coins)」を換金することで、実際の価値を持つ報酬を獲得するチャンスがある点だ。これはスイープステークスカジノ独自の仕組みである。一方、ソーシャルカジノでは、現実世界で価値を持つ報酬や取引を得ることはできない。- GAMMASTACK.com