英国の慈善団体ギャンブルアウェアが、ギャンブルによる害の拡大と支援需要が急増しているとの年次調査結果を公表した。
それによると、問題のリスクを抱えるギャンブラーのうち治療や支援を求める人の割合が2020年の17%から30%へとほぼ倍増。
他人のギャンブルで影響を受ける成人は推定430万人、問題ギャンブル家庭の子供も約200万人に上る。調査では懸賞への参加とギャンブルの害との関連性も指摘されており、参加者の11%が問題ギャンブルの基準に該当した。こうした状況を受け、国民の規制意識も高まっている。
回答者の91%がテレビやビデオゲームでのギャンブル広告の禁止を支持し、90%がSNSでの禁止を支持した。
同団体のゾーイ・オズモンドCEOは「支援を求める人が増えたことは喜ばしい一方、これは拡大する公衆衛生上の危機を示唆しているかもしれない」と警鐘を鳴らす。
なお、ギャンブルアウェアは政府主導の新システム移行に伴い、2026年3月までに活動を終了する予定だ。
Text and Image Source: GAMBLING INSIDER [GambleAware warns of rising harms; demand for support nearly doubles]