ベトナムの開発大手サングループが、北部クアンニン省ヴァンドンに総工費20億米ドル規模の新規統合型リゾート(IR)を建設する計画を明らかにした。同社がベトナム中央政府に伝えた情報によると、開業は2032年を予定している。このプロジェクトは首相および地方当局の承認を受け、サングループが開発・運営事業者として正式に選定された。
IRは主に森林地帯の245ヘクタールの敷地に建設され、海に面している。最大30階建てのホテル群、オフィス、博物館、娯楽施設に加え、214台のゲーミングテーブルと2,140台のスロットマシンを備えるカジノが含まれる計画だ。ライセンス期間は最大70年となる。
特筆すべきは、このIRが改定されるパイロットプログラムの下で、ベトナム人のカジノ利用を認める規定を含む点だ。ベトナム政府は現在、フーコック島のコロナリゾートで実施された試験プログラムを終え、長年の外国人専用方針を見直している。今後は資産証明要件の撤廃など、規制緩和が進むと見られている。
Text and Image Source: IAG [Vietnam’s new Van Don integrated resort project scheduled for 2032 opening]